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認知症

認知症

認知症は患者さんにも看護する人にもつらい病気です。
ことに身近で介護している人のつらさは本当に大変なものです。

自分の愛する家族がまるで誰か別人に変わっていってしまうのを見るつらさ。
それに加えて、実際のお世話には手がかかり、目が離せない。
しかも現在の医療では、いつか回復するという望みを持ち難い状況です。

脳の中で起こっていること

認知症にはいろいろなタイプがありますが、
その中でも代表的なものに「脳血管型」と「アルツハイマー型」があります。

脳血管型では脳梗塞によって脳細胞が壊死した部分が見られるのが特徴であり、
梗塞巣のできた位置によって患者さんに現れる症状も違ってきます。

アルツハイマー型は未だ原因が突き止められてはいないのですが、
脳の全体的な委縮が見られるほか、
脳神経細胞内で神経原線維に変化が起きたり、老廃物、残骸の集積した「老人斑」が脳細胞の間に見られたりするのが特徴です。

しかし、こうした分類をしても、型の違いによって症状の現れ方に大きな差異はなく
むしろ脳のどの部分に不具合が起こっているか?それがどの程度のものか?ということが
個々の患者さんに現れてくる症状の違いやその予後に影響を及ぼしているようです。

たとえば記憶や感情をつかさどる海馬に病変がおこると、
感情の抑制ができなくなって怒りっぽくなったり、
人に会ってもそれが誰なのか思い出すことができないなど
海馬が中心になって行っている活動がうまくいかなくなります。

活動ができなくなった部位が側頭葉だとすると、話せても言葉が理解できなくなり
前頭葉が活動不能になれば、本人は話せなくなるが人の話は理解できるということも起こるのです。

しかし、脳はいろいろな可能性を秘めています。
脳に損傷を受けても、粘り強いリハビリによって失われた機能を取り戻すことができるように、
脳においては、ある部分の働きを他の部分が肩代わりすることが不可能ではないのです。

認知症と生活習慣

認知症が発症する原因について考えてみましょう。

血管型認知症のように脳の血管が詰まる(梗塞)ことが原因で発症する認知症は、当然生活習慣とその発症に強い相関関係があります。
動脈硬化が全身の血管で進んでいれば、すぐにでも脳梗塞が起こる可能性があるからです。

アルツハイマー型の認知症の場合は、発症の原因はまだはっきり分かっていないわけですが、
遺伝的要素も発症の一因と言われています。
しかし、遺伝的に因子を持っているにもかかわらず認知症を発症する人としない人があるので、
その分かれ道としては環境、日々の食事、運動の有無、睡眠時間、ストレスの強さ等々の
自分で変えることができる生活の条件すなわち生活習慣が注目されています。

アルツハイマー型認知症を「逃れられない宿命」と考えずに
「日々の生活習慣、自分の心がけで予防できるもの」と考えてみると…
いかがですか?
いたずらに恐れるのではなく、自分で管理できるという勇気がわいてきませんか?

認知症の予防も実現できる

今まで書いてきたことをまとめると、
脳血管型の認知症を予防するには何よりも、全身に血液がさらさらと回って、動脈硬化が起こらないようにすることです。
つまり、糖尿病や高脂血症(中でもコレステロールと中性脂肪がどちらも高いタイプ)にならないようにすることで、
認知症の予防もできるということです。

そして同様に、生活習慣病の改善はアルツハイマー型の認知症に対しても、良い効果をもたらします。

さらにもう少し付け加えるならば、ストレスを強く受けたり、体を冷やしすぎることでも血流は悪くなりますから、
それらをできるだけ避けることです。

そして積極的に体を動かすことも大いに効果があります。
運動の中でも、酸素を取り入れながら長時間続けることのできるウォーキングなどの有酸素運動は
血流を改善し全身の隅々にまで酸素が送られて全身の細胞をリフレッシュする効果があります。

さらに、運動には認知症予防だけでなく、鬱状態の改善や学習能率のアップなどの効果も期待できるという報告もあるのです。

それともう一つ、とても大事なことです。
人間はやはり人の間にあってこそです。
人とのかかわりを持ち続けること、
できれば「誰かのために」というようなやりがい、生きがいを持てるかかわりを持ち続けること
これができていればまず認知症は発症しないのではないでしょうか。

脳細胞の可能性

人間の体の細胞はの寿命は、それが体のどの部分にあるかによって違います。
たとえば皮膚細胞なら、そのサイクルはかなり短く、およそ一ヶ月で新しい細胞に入れ替わります。
ところが、脳の神経細胞は、生まれてから死ぬまで、入れ替わることはありません。
また、脳や脊髄に、事故などで損傷を受けると、元通りに回復することは困難です。
これらのことからも、脳の細胞は再生、増殖しないと考えられてきました。

しかし、近年の研究で、神経にも再生を起こす「神経幹細胞」が存在することが発見されたり、
記憶を整理したり、思い出すときに働く「海馬」で、神経細胞が増殖することが観察されています。

脳の再生も夢物語ではないかもしれません。

漢方薬による治療

認知症の症状は、記憶障害・運動障害などの
脳神経細胞が障害された事が原因で起こる主症状と
主症状が原因となって二次的に起こる随伴症状に分けることができます。
随伴症状とは怒りっぽくなるなどの性格の変化や
「盗まれる」「監視されている」などの強い不安感、
徘徊などの問題行動などのことです。

漢方薬には、これらの随伴症状を改善するといわれているものがあり
主症状の改善がなされなくても、随伴症状が軽くなると、認知症はあっても周りの人とのかかわりが良くなるようで、
介護する人とされる人の関係が穏やかになるといわれています。
そうすると、安心できる状態なので認知症も重くなりにくい…と
良いサイクルが回り始めるようです。

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